会社設立の登記申請をしていた件で、法務局から電話がかかってきました。
商号のアルファベットの字句を区切る横棒が【‐】ハイフンではなく【ー】長音符になっているので、法務局側で【‐】に訂正したうえで登記するがいいですかという内容でした。
私はてっきりハイフンだという認識で登記申請していましたが、ハイフンではなかったのです。【ー】長音符と【‐】ハイフンは一見ほとんど同じなので、法務局の担当者もよくある間違えだと言っていました。
例えば、株式会社SATOーNAGOYAKAでは登記できなく、株式会社SATO‐NAGOYAKAであれば登記できます。
似ているので本当に紛らわしい。
商号の字句を区切る際の横棒は【‐】ハイフンでなければならない以上、一応依頼者に確認をとって法務局側で【‐】に訂正したうえで登記してもらいました。
【‐】ハイフンは長音符【-】より少し横棒の長さが短いので依頼者の思っている商号のイメージと少し変わる可能性があるので注意を要します。
長音符は、カタカナやひらがなで表記した商号で読みを伸ばす際に利用できます。
(例)〇 さとー株式会社 サトー株式会社
✕ 株式会社SATOーNAGOYAKA
【ー】長音符と【‐】ハイフンは気をつけなければならないと思いました。
司法書士 佐藤賢